サイレントツール

長い間、サイレントツールは、工具本体に内蔵された防振機構によってびびりを最小限に抑えることができるように設計されたツールホルダの商標でした。多くのサイレントツールユーザーは、突出し量の長い、近接性の悪い加工に使用していますが、 突出し量が短い場合でも、生産性が大幅に向上し、加工面品質の改善も得ることができます。

金属切削加工ではびびりを完全に取り除くことはできませんが、びびりを軽減する方法はいろいろあります。このアプリケーションガイドは、びびりを最小限に抑えた、生産性の高い加工実現をお手伝いいたします。

サンドビック・コロマントは、たとえば、旋削加工、フライス加工、ボーリング加工の領域で最も一般的な加工作業に対する推奨条件およびトラブルシューティングなどについて検討するのはもちろんのこと、突出し量の長い加工でのコスト高となるミスを防ぐ方法、といったことも、検討します。

多くの場合、びびりは高い機械動力を得る際の制限パラメータとなりますので、切削速度、送り、切込みを低くしなければいけません。防振型サイレントツールを使用することで、切削条件を引き上げることができると同時に、より安全で、びびりのない加工も実現し、 厳しい公差、優れた面粗さ、高い切りくず排出量を得ることができるため、部品当りの加工コストを削減することができます。

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