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横型複合加工機

複合加工機では、1台の機械で複数の切削プロセスとセットアップを組み合わせることができます。複合加工機は非常に高効率で、サイクルタイムとリードタイムを削減できます。横型複合加工機では、加工部品が横軸を中心に回転します。

横型複合加工機の構成

横型フライス/旋削加工機は、旋盤の構造に基づいています。加工部品は、把持された固定工具および回転工具上方のB軸スピンドルと共に横軸を中心に回転します。

一般的に部品は、その回転中心に対して対称的に多数の加工が行われます。加工部品は、長さが2~3 mmから最大3 m (118 inch) あり、最大径は600 mm (23.62 inch) です。

すべての加工を1台の機械で処理することはこの種の機械の最大の利点で、部品のセットアップを低減します。さらに、5軸加工機として使用されることが数多くあります。

複数の複雑加工をうまく組み合わせるには、いくつかの主要オプションを考慮する必要があります。

スピンドル

旋削工具と回転工具を両方使う場合には、従来のマシニングセンタと旋盤とを組み合わせてスピンドルに幅広い機能を持たせる必要があります。コロマントキャプトがこの種の機械に最も一般的なインターフェイスで、高い曲げ剛性、トルク伝達と精確な工具の中心位置を実現することができます。

大きい部品や大型機械の広がりにより、Coromant Capto®が広い範囲で使用されるようになりました – C3 (フランジ径32 mm (1.260 inch))~C10 (フランジ径100 mm (3.937 inch))。

最大の安定性を提供すると同時に、Coromant Capto®は機械インターフェースアダプタの必要性をなくすことで、ゲージラインを最短にし、ツーリング費用も減少します。

スピンドル選択方法の詳細はこちら

マガジン

複合加工機は旋盤とマシニングセンタに代って、さまざまな部品を生産することができます。マガジン内にすべての部品加工のために広いスペースがあり、工具を交換することなく、ひとつのジョブから次のジョブへのクイックチェンジをサポートすることが重要です。

マルチツール位置

マルチツール位置 – 複数の刃先が付いた切削ホルダを使用すると、交換時間短縮と省マガジンスペースの2つの利点があります。スピンドルの向きの調整、複数の位置の測定とオフセットをチェックする必要があります。

ツールホルダのオフセット機能

ツールホルダのオフセット機能 (ボトムタレット) により設定済み工具を機械にセットできるため、測定時間を節約しスクラップ部品も削減できます。機械の外で事前測定された工具を使用する場合は、生産する最初の部品から正しく切削するために、各タレット位置用の最適なゼロ位置が重要になります。

サブスピンドル/下部レボルバ

部品を完成させるために、サブスピンドルを使用して両側から加工する必要がある場合が多々あります。 これは、固定振れ止めが不要な短い部品に最適です。 サブスピンドル付きの機械では、下部レボルバにより生産性を大きく向上させることができます。

下部レボルバのドローバックにより、部品径が短くなり、プログラミングや段取り時間が増えますが、主に大量の部品を生産している小型の複合加工機用には適しています。

心押し台/固定振れ止め

細長い部品の内径加工をする場合は、サブスピンドルや下部レボルバより心押し台や固定振れ止めが必要になります。加工する穴の長さに応じて、適切なボーリングバイトアダプタ選択します。

長いボーリングバイトアダプタ

普通のマガジンと自動交換には交換可能な工具の長さに制限があります。大型機械では長いボーリングバイト用に保管機能と工具交換機能を持たせることができます。自動工具交換により、ボーリングバイト終端のカッティングヘッドでも柔軟性と自動化を達成することができます。

高圧ポンプ

ほとんどの機械は、約70 bar (1015 psi) の高圧クーラント機能を備えています。クーラントに関する詳細はこちら

多機能工具

複合加工機の最も重要な利点は、1台の機械でワークにおけるすべての加工の組み合わせができることです。しかし、ターニングセンタと比べて工具交換時間が長く、B軸ヘッドと狭いマガジンスペースによりアクセス性が劣るという難点があります。

多機能工具は複合加工機用に開発されたもので、これらの問題を対処し、機械能力を最大限に引き出します。

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複合加工機の主な利点は、1台の機械で複数の切削プロセスとセットアップの組み合わが可能なことです。これにより、加工部品のセットアップとリードタイムを削減できます。立型複合加工機では、加工部品が縦軸を中心に回転します。 立型複合加工機の構成 立型フライス/旋削盤ではワークが垂直軸を中心に回転します。通常、ワーク径は横型複合加工機で加工するものより大きく、固定振れ止め、心押し台またはサブスピンドルによる支持は不要です。 こうした機械は、5軸マシニングセンタに旋削加工機能を加えて開発されました。そしてさらにC軸(回転台)の回転速度を上げ、スピンドルで加工を安定させました。すべての加工作業を一台の機械に統合することで、5軸加工機能に加えてコンポ―ネントの段取り時間の短縮も達成されます。 複数の複雑加工をうまく組み合わせるには、いくつかの主要オプションを考慮する必要があります。 スピンドル 旋削工具と回転工具を両方使う場合には、従来のマシニングセンタと旋盤とを組み合わせてスピンドルに幅広い機能を持たせる必要があります。高い曲げ剛性、トルク伝達と精確な工具の中心位置を実現するには、Coromant... chevron_right

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