ヒップジョイント

人工股関節
置換手術や完全股関節形成手術とは、罹患した
股関節を除去し、プロテーゼ/ヒップジョイントと呼ばれる人工関節で置換することを指します。
ヒップジョイントの構成:
- プラスチック、セラミックまたは金属製のインサートまたはライナー付きソケット(寛骨臼(かんこつきゅう)カップ/シェル)
- ボール状部品(大腿骨頭)、金属またはセラミック製
- 金属ステム(大腿骨ステム)、チタン合金あるいはコバルトクロム合金製です。(ステムとボールは一体型になってるものや設計がモジュール式で、カスタマイズが可能なものあります。)
ヒップジョイントは、通常、コバルトクロム(例えばASTM F1537)やチタン合金(例えばTi6Al4V ELI)あるいは医療用グレードのステンレス鋼(316LVM)で作られます。
特性:
- 加工時の固定が困難
- 小ロット生産
- ステム用にいくつか鍛造ブランク、鋳造ブランクあり
- 大腿骨頭とカップ用のバー加工
部品加工に一般に使用される機械には、多軸工作機械、3軸旋盤、5軸マシニングセンタ、複合加工機があります。
内径のサーキュラランピング加工は、長い工具寿命、チップ破損の防止、短いサイクルタイムといった利点を持つ高効率かつ安全な加工プロセスで、高品質の加工面が得られます。丸形ポジチップの使用を推奨します。
ねじ頭部の外径加工では、安全な加工プロセスで高品質の加工面と工具寿命の向上が求められます。丸形ポジチップの使用を推奨します。
関連項目
- 寛骨臼(かんこつきゅう)カップ
- 大腿骨頭