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リーマ加工のトラブルシューティング

主な問題

  • スピンドルまたは工具の振れが大きすぎる
  • 切削条件が不適切
  • 構成刃先

問題解決の際には:

  • システム(工具、クランプ、スピンドル、クーラントなど)全体を見ること
  • 一度に変更するパラメータは常に1パラメータのみとすること

穴が大きすぎる

  • 工具径が大きすぎる
  • 切削速度、送りが高すぎる
  • スピンドルまたは工具の振れが正常でない
  • 食いつき部が短すぎる、またはばらつきがある
  • 構成刃先
  • クーラントの油含有率が高すぎる
  • 下穴とリーマの中心が合っていない

穴が小さすぎる

  • 激しく摩耗した工具
  • 切削速度、送りが低すぎる
  • 薄肉ワーク
  • 加工後、ワークピースがスプリングバックする
  • リーマ加工の削り代が小さすぎる

テーパ穴

  • スピンドルまたは工具の振れが正常でない
  • 食いつき部における不具合
  • 下穴とリーマの中心が合っていない
  • パイロット穴が正確でない

加工面品質が不良

  • クーラントがない、あるいは不十分なことによる構成刃先
  • 切りくず排出の不具合
  • 被削材の曲がりによる構成刃先
  • パイロット穴加工面の不具合
  • 食いつき部の振れが正常でない
  • 切削速度、送りが高すぎる
  • 工具破損、例えば切刃の刃こぼれ

間違った穴位置

  • パイロット穴の位置が正しくない
  • 食いつき部の振れが正常でない

凸形状、楕円形の穴

  • ワークがクランプ内にきちんと固定されていない

穴内部のびびり痕跡

  • 構成刃先
  • クーラントの濃度が低すぎる
  • ストレートランドの幅が広すぎる
  • リーマ加工の削り代が小さすぎる
  • 工具がツールホルダに正しくクランプされていない
    (クランプ力不足、まっすぐでない、など)
  • スピンドルの振れが正常でない
  • 送りが低すぎる

工具クランプと破損

  • バックテーパが小さすぎる
  • ストレートランドの幅が広すぎる
  • パイロット穴が小さすぎる
  • 食いつき部の摩耗が激しい、あるいは摩耗が均一でない
  • 送りが高すぎる
  • 切りくずの問題

穴の送り溝

  • 激しく磨耗した工具
  • 切刃の破損
  • 切刃の構成刃先

切りくず排出の不具合

  • 切削速度、送りが高すぎる、あるいは低すぎる
  • クーラント圧力が不適切
  • 正しいリーマを使用しているかを確認
  • 貫通穴用スパイラルフルート
  • 止まり穴用ストレートフルート

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ボーリング加工のトラブルシューティングのヒント – 荒ボーリング加工よファインボーリングの両方 – 切りくず処理に関しては、工具のびびりおよび機械動力の限界により、以下が発生します。 荒ボーリング加工のトラブルシューティング 切りくず処理 短すぎる、硬い切りくず 送りが高すぎる 切削速度が低すぎる 不適切なブレーカ 送りを下げる 切削速度を上げる チップブレーカを開きの大きなものに変更する 切りくず処理 長すぎる切りくず 送りが低すぎる 切削速度が高すぎる 不適切なブレーカ 送りを上げる 切削速度を下げる チップブレーカを開きの小さなものに変更する 工具びびり 工具長さとカップリングサイズの比率が大きすぎる 可能な限り大きなカップリングサイズを使用する 防振型ボーリングツールを使用する/をより短くする 不安定な加工条件 スピンドル接地面にしっかりクランプしていることを確認する 荒加工用ツインエッジボーリング工具を使用する 工具アセンブリのすべてのユニットが適切なトルクで正しく組み付けられているかチェックする 機械主軸、クランプ、摩耗などをチェックする 送りが低すぎる 送りを上げる 送りが高すぎる 送りを下げる 切削速度が高すぎる 切削速度を下げる 切込みが大きすぎる ステップボーリングを行う 切削抵抗が高すぎる 切込みを小さくする ポジチップを使用する ノーズRを小さくする ワイパーチップは、突出し量が長い場合や加工条件が不安定な場合には推奨できない 切削力抵抗が低すぎる 切込みを大きくする 機械動力 機械動力不足 大径のボーリング加工では、特に荒ボーリング加工では、機械の出力とトルクが十分であることを確認してください。 切削条件を下げる ステップボーリングを行う ファインボーリングのトラブルシューティング 切りくず処理 短すぎる、硬い切りくず 送りが高すぎる 切削速度が低すぎる 不適切なブレーカ 送りを下げる 切削速度を上げる チップブレーカを開きの大きなものに変更する 切りくず処理 長すぎる切りくず 送りが低すぎる 切削速度が高すぎる 不適切なブレーカ 送りを上げる 切削速度を下げる チップブレーカを開きの小さなものに変更する 工具びびり 切削抵抗が高すぎる 可能な限り大きなカップリングサイズを使用する 軽切削チップを使用する ノーズRを小さくする 薄膜コーティングやノンコートのシャープなチップを使用する ワイパーチップは、加工状態が不安定な場合、突出し量が長い場合、不安定な加工条件には推奨できません。 小さいノーズRを使用する 切込みを小さくする 工具長さとカップリングサイズの比率が大きすぎる スピンドル接地面にしっかりクランプしていることを確認する 可能な限り大きなカップリングサイズを使用する 可能な場合、アセンブリを小規模なものにする 防振型ボーリングツールを使用する 不安定な加工条件 スピンドル接地面にしっかりクランプしていることを確認する 工具アセンブリのすべてのユニットが適切なトルクで正しく組み付けられているかチェックする 機械主軸、クランプ、摩耗などをチェックする 送りが高すぎる 送りを下げる 切削速度が高すぎる 切削速度を下げる 切削がスムーズに行われず振動が発生 切込みを大きくする 機械動力 機械動力不足 大径のボーリング加工では、特に荒ボーリング加工では、機械の出力とトルクが十分であることを確認してください。 びびり 速度を下げる... chevron_right

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