CoroMill® 327

多くのタイプの溝入れ加工、ねじ切り加工および面取り加工に対応する汎用カッターです。ギアボックスケーシングなどの偏芯部品の加工および大量生産用、主にマシニングセンタおよび旋盤の回転工具ホルダで使用します。

利点

• 低切削抵抗
• バリのない高品質の溝を加工するシャープな刃先
• 生産性の高い、経済的な加工を実現する複数刃
• 様々な長さと径のシャンクを広範に品揃え
• サークリップ、O-リング、溝、ねじなどをカバーする広範なチップの品揃え

特長

• 工具長さの異なる鋼および超硬ウェルドンシャンク
• 安定したセットアップと高い生産性を発揮する超硬シャンクと鋼シャンク
• 高硬度材 (ISO H) を除くすべての被削材に適したチップブレーカと1つの材種
• チップを確実に固定
• スルークーラント
• 3枚刃あるいは6枚刃チップ
• シャープな精密研磨チップ
• 1つの工具で異なるねじピッチを加工可能

用途

• ピッチ 1–4.5 mm（ピッチ当たりのねじ山数 24–5）
• V形状60° （仕上げ刃なし）
• メートル60°（仕上げ刃付き）
• ウィットワース55° （仕上げ刃付き）
• UN 60°

• サークリップ溝入れ加工
• スレッドミリング
• 溝加工
• 面取り加工（入口側および出口側の面取り）
  

ISO適用領域

製品ラインナップ

溝入れ加工およびサークリップ溝入れ加工	面取り付きサークリップ溝加工	フルR溝入れ加工	面取り加工	ねじ切り加工

その他の形状は特殊品として対応可能です。最寄のサンドビック・コロマント営業所にお問い合わせください。

推奨

最高の性能を発揮させるため、常に以下のことを確認してください。

• 使用する前にチップシートをきれいにしてください。
• チップシートに予め負荷をかけてください。
• 適切なトルクを使用してチップが取り付けてください。

工具中心送りを使用してプログラムすると、外周送りが大きくなりすぎることがあります。ノーズR補正でプログラムして適切な送りを確認してください。

CoroMill 327は鋼シャンクまたは超硬シャンクがあります。シャンクは4種類の径と74 mm～160 mmまでの突出し量から選択が可能です。

• 鋼シャンク： 加工条件が良い一般切削加工用
• 超硬シャンク： たわみの低減、長い突出し量が可能、過酷な加工でも最小限のびびりを実現

旋盤の回転工具ホルダ向けに、Coromant Capto®ショートと内蔵型ERコレットも使用可能です。サイズER11–ER16の内蔵型ERコレットは小型自動旋盤でも使用できます。
バックエンドでCoromant EHインターフェース対応のアダプタを使用すると、多様な部品仕様や加工課題に対応するために、さまざまなツーリングアセンブリでCoroMill® 327を使用することができます。これらのアダプタは、Coromant EH円筒シャンクおよびCoroChuck® 930と一緒に使用することができます。