コロボア®824 XS

小径穴のボーリング加工は、突出し量が短い場合でも決して簡単にはできませんでした。サンドビック・コロマントが、ついに新しいボーリング加工コンセプトを開発し、精密ボーリング製品の幅を広げます。コロターンXSとコロマントEH（ヘッド交換式 システム）により、加工径1 mm (0.039") までの加工が可能となり、さらに工具在庫を最小限に抑えることができます。

利点

• コロマントキャプトとコロマントEHモジュラーインターフェースにより小径での近接性が向上。
• 超硬ボーリングバイトでのボーリング加工により、長い突出し量での加工時のびびりが削減し、安定性が向上。
• 刃先交換式のボーリングバイトと調節可能な加工径により、ツーリングの柔軟性が向上、工具の在庫コストを。

特長

• 穴径調整精度 2ミクロン（ノギススケール）のファインボーリング工具により、IT6の厳しい公差を達成
• ツーリングの高い柔軟性：コロマントキャプトやコロマントEHからそれぞれの加工径に適した工具を選定してください。
• 標準コロターンXSインサートバーは径1 mm (0.039") からご注文いただけます
• 標準コロターン107超硬ボーリングバイトは径6 mm (0.236") からご注文いただけます
• コロボア824 XS コロマントキャプト/コロマントEHの加工調整範囲

• C3、シャンク04、06、08 = 1 mm径方向
• C4、シャンク10 = 1.5 mm径方向

コロマントEHとコロマントキャプトを使用したもう一つのファインボーリング加工コンセプト コロボア825

用途

• あらゆる被削材の小径精密ボーリング
• 長い突出し量（6 × 加工径以下）の安定したボーリング加工
• 小さなボーリングヘッド径でアクセスが良好になり、複雑な部品でのボーリング加工が可能
• 超硬シャンクにより最大6 × 加工径のボーリング加工深さが可能

ISO適用領域

推奨

EHボーリングヘッド使用の推奨条件

• 円錐シャンクは、使用するチャックに関係なく、長い突出し量で最高品質の穴を加工します。
• 円筒シャンクでは通常、短い突出し量により真っすぐな穴をあけます。
• 突出し量が6 × 加工径までの加工は円錐超硬シャンクを選びます。
• 短い突出し量で加工安定性を最大にして、ビビりを少なくするには、重金属シャンクを選びます。
• 最良の加工安定性と生産安全性には、コロチャック930を選びます。

製品