超硬リサイクルに関してよくある質問

当社のリサイクルサービスに関する質問

超硬ソリッド工具スクラップをリサイクルすると、いくら戻ってきますか？スクラップの価格はいくらですか？

相場は日々変わります。当社にお問い合わせいただくか、またはチャット機能を使用して、現行価格をご確認ください。当社が回収材料のエンドユーザーですので、一般的に他の廃品回収業者よりも適切な価格で買い取らせていただきます。

どのタイプの超硬チップを回収してもらえますか？どなたに連絡したらよろしいですか？

メーカーは問わず、当社はすべての超硬チップを回収致します。詳細についてはお問い合わせください。適切な回収箱をお送り致します。

リサイクルプロセスについて

超硬工具をどのようにリサイクルするのですか？実際のリサイクルプロセスについてもう少し教えていただけますか？

摩耗チップや摩耗工具が回収ボックスから取り出されて、当社のISO認定リサイクル工場に輸送され、そこでパウダーにリサイクルされます。亜鉛または化学プロセスのいずれかを介します：

• 化学プロセス： 使用されている超硬材の成分はすべて原子レベルまで分解され、精製、抽出および結晶化の後に、熱による粉末冶金プロセスが続き、原製品が得られます。
• 亜鉛プロセス： 使用されている超硬材は、リサイクル工場で、実際の構成を変更せずに (それにより最小のエネルギー消費および化学廃棄物を保証します) 化学的および/または物理的方法により、パウダーへ分解されます。

すべての炭化タングステンは同じ材種から成っていますか？または異なるの材種から成っていますか？

すべて異なる材種から成っています。サンドビック・コロマントは220以上の完成品材種を提供しています。

炭化タングステンはリサイクル可能ですか？

はい、可能です。タングステンは不足しているため、有限の鉱物です。ウォルフラム ベルグバウおよびヒュッテンはサンドビック内の部門で、世界をリードするタングステンパウダーおよび炭化タングステンメーカーです。これらのメーカーは独占所有権のある清潔で効率の良いリサイクルプロセスを有しており、原材料からのものと同等の品質と特性を備えたパウダーを提供します。

超硬チップとは？

超硬母材は粉末冶金材料で、 炭化タングステン (WC) 粒子と結合剤としての金属コバルト (Co) から成る複合材料です。金属切削加工用の超硬チップは80％を超える炭化タングステン相を含有します。また、傾斜組成層を有する材種には、さらに立方晶炭窒化物が含まれます。超硬母材本体は粉末成形法または射出成形法でボディに形成された後、十分な密度に焼結されます。当社の工具材質の詳細はこちら

持続可能性/環境への影響

サンドビック・コロマントにはサプライヤ行動規範がありますか？

当社は、人権、労働権、環境、および事業全体にわたる腐敗への対処について、基本原則の履行に取り組んでいます。これには当社のサプライヤとの持続可能な関係の構築も含まれます。当社はこれらの原則、および多国籍企業のためのOECDのガイドライン、およびビジネスならびに人権に関する国連の指針原則の履行に取り組んでいます。当社は、そうすることによって、当社とその利害関係者の持続可能な将来に向けて強固な基礎を作ることができると確信しています。当社は協力するサプライヤーに対する責任を負い、サプライヤーに対しては、サプライヤーが当社に期待できるのと同レベルの誠実性、公正性、倫理的な行動を期待しています。

危険な化学化合物を段階的になくすために、どのように作業されていますか？

当社の生産現場では定期的に化学品在庫を調査し、ローカルのリスク評価に基づいて、最も危険なものを段階的になくす方法の計画を立てます。

毎年どれだけのコバルトを使用していますか？また、リサイクルされているコバルトの量対購入が必要なコバルトの量はどのくらいですか？

2018年には、約200トンのコバルトを使用しました。事前評価によると、65～75%が回収材料から製造されました。それらの値を改善しているところです。使用済みチップを買い戻し、再生回路へと送ることで、当社は原材料サプライヤの再生資源供給源の確保に寄与しています。

コバルトの使用量低減に取り組まれていますか？

当社は絶えず新素材とプロセスを設計しています。毒性および調達の観点から注意が必要な物質への対処は業務の重要な部分であり、それらの使用が最小限になるよう目指しています。

材料の調達を管理されていますか？

当社のすべてのサプライヤは、認定溶融業者 (RMI) リストに記載されています。オーストリアにある炭化タングステンパウダー (WC) のウォルフラムベルグバウ (当社の社内プロバイダ) は基準をすべて満たしています。詳細はこちら：

工具用の回収ボックスはなぜ、完全に再利用可能でないのですか？

最良の可能な方法で製品を保護するために必要とされる必要条件をすべて満たすことができるように、当社の製品パッケージは異なる種類の材料で作られています。使用されるプラスチックのうちのいくつかは複合化学物質構成を有しており、当社が取り扱っているすべての国々で再利用されていません。技術的な観点からは、それらをすべて再利用することは可能です。しかし、プラスチック再利用の市場は、地域ごとに非常に異なっているのです。サンドビック・コロマントは、2030品目の90%を循環させる目標を立てています。したがって、これは、新しいパートナーおよび協力方法を見つけるのと同様に、パッケージを使用する方法を変更する必要があることも意味しています。