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超硬工具製品の安全について

Safety information

機械的/物理的な危険

  • 切削工具やホルダが使用中に破損する恐れがあります。
  • 金属の切りくずは非常に熱く鋭利なため、手で取り除かないでください。切りくずにより皮膚を火傷したり目を傷つけることがあります。
  • 安全な作業環境を確保するために、使用前に、チップおよび加工部品がホルダにしっかり固定されていることを確認して、加工中に緩まないようにしてください。突出し量が多すぎると、びびりが発生して工具が損傷/破損することがあります。
  • 常に適切な安全装具を身につけ、運転前および運転中は機械のすべてのガードや安全ロックが所定の位置にあることを確認してください。
  • 損傷の兆候があるいかなる工具や製品も使用しないでください。製品は必要に応じて修理、交換またはリサイクルしてください。
  • すべての適切な安全ガードまたは機械カバーを使用して、飛散する可能性のある切りくずや切削エレメント(工具)片等の小片をすべて確実に回収してください。
  • 大きな切込み、あるいは大きな径の荒加工では、機械が必要なトルクと出力を発揮できることを確認してください。
  • 毎分回転数 (rpm) が高い場合、チップやクランプ部品の重量が増加し、クランプに影響を及ぼす可能性があります。 したがって高速加工は、充分に保護された機械環境においてのみ実施することを推奨します。チップを取り付ける前にチップとそのシートが正しい状態にあるか、またクランプに悪影響を及ぼすようなバリやゴミがないことを確認してください。スクリューを締め付ける際は、常に正しいクランプ力を確保してください。注意: 19 グラムのチップは、37,500 rpmでその重さが350 kg相当にも達します。

ダストおよびヒュームの危険

硬製品や超硬工具の再研磨や研ぎは、ダストを収集し、ダストによる被曝を防ぐための適切な安全対策(換気や要員保護具等)を講じずに行わないでください。超硬製品の研磨、切削、焼成および溶接等の作業は、ダストやヒュームが発生し、それらを作業員が吸い込んだり、飲み込んだり、または皮膚や目に接触するおそれがあります。ダストは、気道の炎症や鼻、喉、皮膚および目の炎症を引き起こすことがあります。高レベルの超硬合金ダストを繰り返し吸い込むと、超硬合金疾患(間質性肺線維症)を引き起こすと文献で報告されています。 ラットとマウスを使用した2年に亘る研究で、コバルトの吸引ががんを引き起こすことが示されました。

感作の危険

コーティングされていない超硬製品と皮膚との接触が長期にわたると、皮膚のアレルギー反応を引き起こすことがあります。超硬製品や超硬工具を取り扱う際は、皮膚との直接接触を避けて製品を取り扱うか、手袋を使用して、安全な作業環境を確保してください。コバルトや超硬合金は、被曝を繰り返すとアレルギーを引き起こす可能性がある感作物質であることが分かっています。感作された作業者は、ぜんそく症状や湿疹が出ることがあります。

製品を使用する前に、使用する製品に関する安全データシートや超硬工具製品の安全について常に確認し、理解してください。

予防対策

  • ダストの発生および吸引を回避してください。現場にある適切な排気用換気設備を使用して、要員の被曝が国の許容限度を下回るようにしてください。
  • 換気がないあるいは適切でない場合は、国が認可した、適切な呼吸用保護具を使用してください。
  • 皮膚への接触を避けてください。適切な手袋を着用してください。作業の後には皮膚をよく洗ってください。
  • 適切な保護服を着用してください。必要に応じて衣服を洗濯してください。
  • 作業場で飲食や喫煙はしないでください。飲食や喫煙の前に皮膚をよく洗ってください。
  • 必要に応じて、安全ゴーグルあるいはサイドシールドのある眼鏡を使用してください。
  • 常に適切な安全具を装着してください。
  • 必要なすべてのガード、ロックおよびその他の安全装置が所定の位置にあり、適切に機能する場合のみ機器を作動させてください。
  • 損傷した工具や製品を使用または操作しないでください。
 
 

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