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CoroDrill® 400

ストレートフルートCoroDrill 400は、自動車産業向けアルミ合金および鋳鉄部品における高生産性穴あけ用に最適です。

穴に関する最も基本的な3つのパラメータ:

  • 加工径
  • 加工深さ
  • 穴品質

穴タイプと要求される精度により選定する工具が異なります。穴あけ加工は凹凸面や食い付き/抜け際の傾斜面、交差穴に影響を受けることがあります。

部品

穴を分析する際は、被削材、部品形状および品質について検討します

  • 被削材は切りくず処理特性に優れていますか?切りくずが長い被削材ですか?それとも短い被削材ですか?
  • 被削性は?
  • 被削材硬度は?
  • 合金成分は?

機械

機械の影響:

  • 加工タイプ
  • 使用するツールホルダ/コレットのタイプ

常に考慮すべき事項:

  • 機械の安定性
  • 主軸速度
  • クーラント供給量とクーラント圧
  • ワークのクランプ
  • 主軸タイプの選択(横型/立型)

ツールホールディング

生産性は、材種やブレーカの影響のみならず、クランプ保持性能やクランプ精度によっても影響されます。最高の安定性と穴品質を実現するために、Coromant Capto®またはCoroChuck® 930を使用し、工具突出し量はできる限り短くしてください。

工具の振れ

穴あけ加工を成功させるには、工具の振れを最小限に抑えることが不可欠です。以下を達成するためには、振れは0.02mm を超えないようにしてください。

  • 厳しい穴公差と真直度
  • 良好な加工面品質
  • 長くばらつきのない工具寿命

クーラント

クーラント供給の影響:

  • 切りくず排出
  • 穴品質
  • 工具寿命

切りくず詰まりを避けるため、3 x DCを超える深さの穴あけ加工は、必ず内部給油で行います。
加工穴深さが浅く、切りくず生成が良好な場合は、外部給油が使用できます。

切りくず処理

切りくず生成および排出は重要な問題です。切りくず詰まりは以下によって左右されます。

  • 被削材
  • ドリルの刃先形状の選定
  • クーラント圧/供給量
  • 切削条件

切りくず詰まりは、穴品質、ドリルの寿命/信頼性、ドリルの破損に影響を及ぼします。

切削データ

切削速度は、工具寿命に影響する大きな要因です。高速の場合:

  • 高温
  • 摩耗の増大
  • 粗悪な穴品質
  • 穴公差が不良

低速の場合:

  • 構成刃先
  • 切りくず排出の悪化
  • 加工時間が長くなる

加工ヒント

適切な工具選択

適切な工具選択

適切な工具を選択するためのサポート。

良好な穴品質

良好な穴品質

良好な穴品質を得るには特別な注意が必要です。ここで加工に有効なヒントを見つけることができます。

最初の留意事項

最初の留意事項

切削速度は、被削材の硬度と同様に、工具寿命と消費動力に影響を及ぼす主な要因です。

再研磨・再コーティング

再研磨・再コーティング

当社の再研磨・再コーティングサービスで、お客様のラウンドツールを最大3回まで再研磨・再コーティングすることで、大幅なコスト削減が可能です。

推奨事項

  • 高精度油圧チャックの使用を推奨
  • 内部給油を推奨、最小推奨圧は10 bar (145 psi)

優れた把握力と振れ精度のCoroChuck® 930

アクセス性が向上するCoroChuck® 930ペンシルタイプ



チップブレーカ選択



むく材への穴あけにはCoroDrill® 400を推奨します。フルート容量が高く、良好な切りくず排出を実現します。

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