サンドビック・コロマントのフライス加工コンセプトに導入された鋼加工用材種が工具寿命の延長を提供
切削工具とツーリングシステムのスペシャリスト サンドビック・コロマントは、2018年に最新世代GC4330およびGC4340鋼加工用材種の導入に成功しましたが、この度先進的なこのチップ材種の適用範囲をフライス加工コンセプトへと拡張しました。例えばこの材種は、CoroMill 300 丸チップ端面および倣いフライスカッター、CoroMill 245汎用正面フライスカッター、および深く狭い溝入れと突切りに最適なCoroMill QDカッターと組み合わせての選択が可能になりました。

専用に開発された母材、Inveio® コーティング、改良された後処理技術を特長とするGC4330とGC4340により、工具寿命と加工安定性を大幅に向上させることができます。これらの材種のフライスコンセプトへの拡張により、その利点は鋼部品のフライス加工の最適化を望んでいる多くの加工工場にも提供されることになります。
「GC4330およびGC4340は、鋼製ワークの加工時の課題を克服する目的で開発されました」とサンドビック・コロマントの材種部門のグローバルプロダクトアプリケーションマネージャーのカール・エミル・ホルムストレムは言います。「例えば、ある種の高硬度の摩耗性の高い鋼材は、特に高回転数および長い切削時間では、チップの逃げ面に沿った摩耗を引き起こす事があります。さらに、治具における妥協や突き出し量が長いために加工条件が不安定な場合には、チップが欠けるリスクが高くなります。加えて、特にウェット加工条件での加工時の温度変動が、クラックの発生や突然の欠損を引き起こすリスクも考えられます。」
GC4330およびGC4340の数多くの設計特性の一つとして、Inveioコーティングの最適化を挙げることができます。Inveio™は、アルミナコーティング層の画期的な単一結晶方位技術で、これにより、チップの耐摩耗性と工具寿命が新たなレベルに高められました。それだけではありません、この材種の母材は粒子サイズ分布が厳密に制御されていて、信頼性が高く安定したチップ挙動を実現します。
GC4330は、荒~中仕上げフライス加工用の中程度の硬度の材種です。高じん性のGC4340材種は、荒肩削りフライス加工および溝フライス加工にお勧めです。両材種とも、前述のCoroMill 245およびCoroMill 300、さらにCoroMill 360重切削正面フライスカッター、CoroMill 419高送りフライスカッターおよびLPMH-PMプランジカッターでもお選びいただけるよう、対称工具が拡張されました。
加えて、GC4330は、CoroMill 365高安定性の正面フライスカッターに利用できます。GC4340は、CoroMill 216ボールノーズエンドミルおよびCoroMill 415小径高送り正面フライスカッターおよびCoroMill QDカッターに適用できます。
これらの工具は、両材種の現時点での対応工具であるCoroMill 390およびCoroMill 490肩削りカッター、CoroMill 345正面フライスカッター、CoroMill 210高送りカッター、CoroMill 200倣い加工カッターおよび溝入れ・突切り加工用CoroMill 331に追加されます。サンドビック・コロマント
サンドビックグローバル産業エンジニアリンググループの一部である、サンドビック・コロマントは、製造業用工具、加工ソリューションと知識の最前線にいます。この工具、ソリューションや知識は、金属加工産業が現在そして次の産業時代に必要とする業界標準と革新をもたらします。教育的サポートや広範囲の研究と開発への投資またお客様との緊密なパートナーシップにより、加工技術の開発を確実にし、製造業の未来を変え牽引し促進します。 サンドビック・コロマントは世界で特許を3100件、取得しています。8,000人以上のスタッフを雇用し、150ヵ国に進出しています。
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