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STEMにおける女性に対する公平性の受容

2023年3月8日
今年の国際女性デー (IWD) は、「平等を受け入れる」というテーマに従い、すべての人に成功のための公正な機会を与えることに焦点を当てています。ヘレン・ブロンクビス社長の経験は、金属加工をリードし、人に投資する企業であるサンドビック・コロマントにとってとても重要な意味のあるものです。

IWDの重要な使命の1つは、女性のキャリアが促進され、その成果が称賛される包括的な職場文化を築くことです。今年のキャンペーンは、公平性と平等な機会提供の方法だけではもはや十分ではないことに焦点を当てています。では、どのようにして公平性を達成するのでしょうか?

サンドビック・コロマントでは、機能的な管理職に就いている女性の数は現在43%です。これは、Chartered Management Institute (CMI) による業界平均の推定値である38%を上回っています。 しかしながら製造業全体を見渡せば、真に公平性を達成するためになすべきことがまだたくさんあることは明らかです。最近のManufacturing Instituteのレポートにより、製造業の労働力に占める女性の割合は29%に過ぎないことが明らかになりました。

驚くべきことに、製造業に就労すべく奮闘している女性の63%が、業界の柔軟性の欠如に起因する課題に直面しており、育児の問題が原因でほぼ半数の女性がこの業界で働くことを躊躇していることも明らかになりました、それと比較してこの問題で製造業で働くことを躊躇している男性は、わずかに8%にすぎません。

製造業において成功を望む女性は、男性にとっては稀にしか問題とならない課題に直面しているようです。業界が真に公平性を達成するには、特定のグループが直面している無意識の偏見を認識し、その偏見を適切に処理する方法を見つけなければなりません。しかしまず第一に、企業は多様な雇用が数値目標の達成に役立つだけではないことを認識する必要があります。実際のところそれは、現実的な測定可能なビジネス上のメリットをもたらす可能性があるのです。


行動すべき時

S&P 500社のダイバーシティ (多様性) とインクルージョン(多様性の受け入れ) を調査したWall Street Journalのレポートによると、「多様でインクルーシブな文化は、企業にいずれの同業他社よりも競争上の優位性をもたらしている」とのことです。さらにパンデミック前のMcKinseyのレポートDelivering Through Diversityは、経営陣のジェンダーダイバーシティに成功しているランキングの上位4分の1にある企業は、平均以上の収益性を達成する可能性が21% 高いことを示しました。民族的および文化的多様性については、その数字は33%でした。

多様性を高める努力にもかかわらず、多くの企業において取り組みはまだ十分なものではありません。Gartnerは2023年1月に、ダイバーシティ (多様性)、エクイティ (公平性)、インクルージョン (多様性の受け入れ) (DEI) 担当のリーダーが直面する上位5つの課題について詳説した調査を公表しました。この調査によると、DEIリーダーの半数以上が多様な成果を推進する責任を負ってはおらず、3分の1は真の変化を起こす力がないと感じています。

多様なチームのメリットを真に享受するには、企業が大きな一歩を踏み出さなければならないことは明らかです。よりバランスの取れた職場環境を促進する方法の一つとして、既に業界にいる人々の声を採り上げて実現していくことを挙げることができます。サンドビック・コロマントは、社長のヘレン・ブロンクビスに話を聞きました。


新社長へのインタビュー

20年前にサンドビック・コロマントでリサーチエンジニアとして働き始めたヘレン・ブロンクビスは、その後2020年に同社の社長に就任するまで順調に昇進したと言っても過言ではありません。多くの経験が彼女のエンジニアとしての経験を形成してきました。そして彼女が達成したことはすべて、学習の機会となりました。「私は、フィードバックを批判ではなく贈り物と考えるのが好きです。私は学ぶことを決してやめませんし、サンドビック・コロマントの誰もが私に何かを教えてくれます。」と彼女は説明しました。

「組織のすべてのメンバーに公正かつ平等な機会を提供するためには、どうすればより良くできるかを継続的に学ぶことが重要です。サンドビック・コロマントでは、従業員が自分の役割についてどのように感じているかを匿名で表明できる定期的なフィードバックシステムを採用しています。最新の調査によると、回答者の82%が職場で自分らしくいられると感じており、83%がサンドビック・コロマントで働くことを誇りに思っていると答えています。これらは良い数字ですが、常に改善の余地があります。」

学習文化が好奇心を養い、イノベーションを刺激する、との信念を持つヘレンにとって、自分のスキルを開発し、個人の成長を育む機会の提供は重要なことです。「公平性の提供ということについて多くの部分を占めているのは、発達の機会を提供し、誰もが仕事で自信を持ち、成功し、幸せを感じることを確実なものにすることです。」と彼女は付け加えます。

「Google には20%時間と呼ばれる取り組みがあり、私はいつもそれを賞賛してきました。この制度により、従業員は週の一部を、通常の責任範囲外の創造性と学習に焦点を当てた探索的な作業に専念できるようになりました。他の多くの画期的な成果とともに、Google Mailもこの制度から生まれたのです。

私は他の活動に多くの時間を費やすことはありませんが、模範を示して指導し、毎週90分間を自分自身の学習に費やすようにしています。トレーニングセッションへの参加でも、製品の専門家との話し合いでも、常に私が学ぶべき何か新しいものがあります。もちろん、この学習文化を育むことだけが職場での公平性を実現する唯一の方法ではありません。そして、行動は常に言葉よりも雄弁です。しかしながら、各個人に柔軟に対応した割合で、自分の強みを発揮できる発達のための場を提供できるということは、より多様な労働力の創造のために大きな役割を果たします。」

事実が物語っています。製造業界は、女性がこの産業分野に参入することを奨励するために、もっと多くのことをしなければなりません。IWDのような行事は、固定観念にとらわれてはならない女性が利用できるオプションを紹介する上で重要な役割を果たします。しかしおそらくもっと重要なことは、この業界に身を置き、ハードルを克服し、真の業界革新を推し進めてきた女性の話を共有することが、次世代の製造業のヒーローを形成するための鍵である、ということです。


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