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最大の耐脱落性を発揮するCoroChuck® 930用コレット

2019年11月26日
切削工具およびツーリングシステムのスペシャリストであるサンドビック・コロマントが、CoroChuck® 930高精度油圧チャック向けの新しいコレットを市場導入しました。ウェルドンシャンクに適合するように設計されたこの新しいコレットの特長は、高価なワークの加工時、および/または厳しい切削条件での加工時に工具が脱落したり動いたりするのを防止する機械ロック式インターフェースを備えていることです。

サンドビック・コロマントのグローバルプロダクトマネージャーのマッツ・バックマンは、「競争の激しい製造業の世界では、航空宇宙産業向けのフレームやエンジン部品といった付加価値の高い部品の加工における確実なウェルドンシャンクの脱落防止は、最重要課題です。 製造エンジニアとマネージャーは、不良廃棄品を最少化して収益ラインを可能な限り引き下げる、という圧力を常に受けながら仕事をしています。このような考えが、新しいコレット開発の促進要因となりました。」と話しています。

機械ロック式インターフェースは、コレットとチャックの間、およびコレットとシャンクの間に作用します。コレットとチャック両方がロックされ抜け落ちが確実に防止されることで、重切削加工における生産性を向上させます。スリムタイプとHDバージョンのどちらもが簡単にCoroChuck 930に取り付けられること、そしてウェルドンシャンクの円筒クランプ機構により振れ精度が確保されていることも、さらなるメリットです。加えてクーラントスルーコレットにより、工具への確実なクーラント供給も実現されます。

つまりこの新しいソリューションは、重切削における問題のない加工方法を探しているすべての加工工場にメリットをもたらすものなのです。加工中に工具が脱落したり動いたりしないということは、かなり大きなコストとなり得る高価なワークの再加工や不良品廃棄を防止することになります。実際のところ工具の脱落により工具の切断中心のゲージ長が変化し、寸法エラーあるいはクラッシュ痕の原因となります。

どのようなメリットが得られるかの実例として、お客様の許で行われた、CNCターンミル加工機における新しいコレット仕様のCoroChuck 930を使用してのフライス加工のテスト結果を振り返ってみましょう。テスト課題は、42CrMo4合金鋼製ツインスクリューの作製でした。主軸回転数3220rpm、送り1500 mm/min (590 in/min)、軸方向切込み (標準) 10 mm (0.394 inch)、径方向切込み20 mm (0.787 inch) という切削条件で、機械ロック式インターフェースは工具脱落のない安定した加工を実現しました。加えて、工具寿命の延長により生産性も向上しました。

コレットは、一般的なウェルドンシャンクサイズに適合したものをお求めいただけます。アクセサリーは、組立て工具とアンカースクリューを含みます。Sandvik Coromant

サンドビックグローバル産業エンジニアリンググループの一部である、サンドビック・コロマントは、製造業用工具、加工ソリューションと知識の最前線にいます。この工具、ソリューションや知識は、金属加工産業が現在そして次の産業時代に必要とする業界標準と革新をもたらします。教育的サポートや広範囲の研究と開発への投資またお客様との緊密なパートナーシップにより、加工技術の開発を確実にし、製造業の未来を変え牽引し促進します。 サンドビック・コロマントは世界で特許を3100件、取得しています。8,000人以上のスタッフを雇用し、150ヵ国に進出しています。
は弊社ウェブサイト www.sandvik.coromant.com

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